国道329号
那覇東バイパス

那覇市旭町−那覇市上間:那覇東バイパス

2007年10月1日より、同区間を併走している旧道区間の管理移管及び路線名変更に伴い、那覇東バイパス区間が現道となりました。


国道58号起点より、明治橋北の交差点を右折すると、国道329号那覇東バイパスが始まります。モノレールも同方向に曲がります。、


バイパスは、しばらく国場川やモノレールと一緒に進みます。沿道には大きな建物が多く、ちょっと洗練された都会的な雰囲気もあります。


横には壷川漁港があり、そこにある直売店で、噂の「壷川駅前弁当」を販売しています。新鮮なお魚と海ぶどうを使っていて、とっても美味しかったです。


モノレール壷川駅です。国道329号那覇東バイパスをまたいでいます。


駅前にある、那覇中央郵便局です。建物の意匠がモノレール駅に似ています。


郵便局に隣接する東陽バスの本社です。路線バス及び観光バスを運行しています。


壷川駅を経てしばらく併走していたモノレールは、那覇東バイパス新那覇大橋高架の所で、大きく右に進路を変え、国場川を渡って小禄、空港方面に向かいます。那覇東バイパスは、新那覇大橋で県道221号線をオーバーパスすると共に、モノレールと同じく国場川を渡りますが、こちらは豊見城方面に向かいます。
高架を登らずに側道に入ると、県道221号線との交点に出られます。


ところでこの高架橋、良く見てください。ウネウネとうねっている様なのですが、これは元々こういう設計なのでしょうか。それとも暑さでコンクリートがへたってるのか・・


この那覇大橋ですが、オーバーパスしている県道からも出入りできる様になっています。オーバーブリッジ部分は車両専用ですが、県道からのランプからは歩道もあります。

新那覇大橋を渡ると、くじら公園のくじら君が見えてきます。バイパスを走る車からは、殆ど上の部分しか見えないので、くじらのオブジェの様に見えます。実際はくじらの形を模した公園の施設です。

新那覇大橋からとよみ大橋までの歩道は、車道から離れており、漫湖のほとりを歩く遊歩道になっています。

とよみ大橋を眺めながら湖畔をジョギングするのは、とても気持ち良さそうに思えます。

とよみ大橋です。全長300mの美しい斜張橋です。夜間はライトアップが行われています。

とよみ大橋は、ラムサール条約により保護されている漫湖の湿地帯をまたぎます。なお、ラムサール条約の正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(Convention on Wetlands of International Importance Especially as Waterfowl Habitat )と言うそうです。
左に見えるS字ラインを描く橋は、県道11号バイパス線の「爬龍橋」です。この地が、沖縄で盛んな爬龍船(ハーリー舟)競争が初めて行われた場所であるという事にちなんで付けられたそうです。

とよみ大橋を渡ると、県道11号線バイパス線と交差します。交差点には、ハーリーの漕ぎ手のブロンズ像と、碑が置かれています。

那覇東バイパスは、漫湖南湖畔を走ります。周辺にはマングローブが群生しています。

マングローブの象徴、ヤエヤマヒルギが、元気一杯に根っこを下ろしています。

その元気なマングローブ達の横で、誰かに投げ捨てられた古タイヤが、恨めしそうに立っています。

那覇東バイパスはとよみ大橋を経て、沖縄県立豊見城高等学校横を走ります。

那覇東バイパスは、4車線、広い歩道、植栽、場所によっては側道もあり、かなり余裕をもって作られている、気持ちの良い道路です。全線に渡って、あまり沖縄的な風景を見る事はできません。

真玉橋の南側の交差点です。ここで県道11号線と交差します。

沿道に建物は目立ちません。

緑の中を走ります。

仲井真交差点です。ここで国道507号と交差します。

ところでこの道路、真玉橋近くから中央分離帯の幅が異常に広い事に気がつきます。なんでも真玉橋近くから県道82号線環状2号線まで高架を通して、主要な交差点を全てオーバーパスしてしまおうという計画があるのだからだそうです。いわばバイパスのバイパスですね。でもいつになる事なのでしょうか。

上間交差点(一日橋交差点)です。直進すると、県道82号線環状2号線区間に入ります。

上間交差点で、国道329号本線と合流し、那覇東バイパスは終わります。



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