国道329号
コザ十字路−後原交差点


○沖縄市照屋(コザ十字路)−沖縄市知花(知花交差点):美越通り
○沖縄市知花(知花交差点)−沖縄市池原(後原交差点)



コザ十字路−知花交差点:美越通り


コザ十字路から先、美里交差点まで、美越通りという愛称が付けられています。名前の由来は、地名「越来(ごえく)」と「美里」から来ているものと思われます。


吉原の交差点です。
ここから路地に入ると、風俗街の吉原です。


この街は、復帰前、沖縄市八重島の特飲街で毎晩繰り広げられる白人と黒人のトラブルに困り果てた経営者達が、米兵相手から手を引き、地元民向けの風俗街を目指して作られた街です。吉原は東京の吉原から採られたとの事です。元々は米軍のゴミ処理場だったそうですが、復帰前までは、いわゆる赤線地区としてにぎわったそうです。
復帰後風営法の施行により売春行為はおおっぴらにはできなくなっていますが、現在でも宜野湾にある新町の様な営業をしている店も少なくないとの事です。


近くには、昔そういう関係のホテルの跡ではないかと思われる看板が残っています。
また、不動産屋さんのお話では、この周辺など、現在の一般の民家や店舗でも、登記簿上は旅館となっている建物も見られるとの事です。


美越尋常小学校跡地の碑です。すぐ裏には現在、越来小学校があります。


住宅が続きます。


「JAゆいな」の建物です。現在はJA沖縄という県単一JAに一本化されています。


その横に残る「美里村道路元標」。この周辺が美里番所という役場の置かれていた場所です。
この道路元標は、戦前に設置されていたもので、現在沖縄に残っている物は大変珍しいと思われます。


何となく懐かしい感じのする建物が続きます。

美里小学校横を走ります。

美里交差点です。こちらで県道85号線と交差します。

美里交差点を過ぎると、建物が少なくなりますが、比較的新しい建物が多い様です。

知花交差点です。こちらを左折すると、県道74号線を経て嘉手納方面、右折すると、県道16号線を経て勝連方面に向かいます。
美越通りはここで終わります。

知花交差点−後原交差点

知花交差点を過ぎると、郊外の雰囲気になります。

登川交差点です。こちらを左折すると、県道26号線から東南植物楽園、カデナ基地ゲート3方面に向かいます。

農村広場だそうです。ここには沖縄市農民研修センターと、農村ふれあい広場があります。
直接的なネーミングがイイですね。

登川周辺には、郊外型店舗が並びます。

こちらの交差点で、左折すると沖縄自動車道沖縄北インターチェンジになります。右折では県道36号線を経て、うるま市具志川方面に向かいます。

国道329号は、ゆるいアップダウンを繰り返しながら、北へ向かいます。

池原交差点です。ここから、県道36号線旧道が分岐し、うるま市具志川を経て海中道路方面に向かいます。

後原(くしばる)交差点です。
ここを右折すると、国道329号石川市街地ルートで、うるま市石川市街へ、直進すると、石川バイパスで、石川市街を迂回します。





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